お釈迦様は八万法門と言うくらいに、多くの教え(法)を説かれました。
その教えの殆どに「反省」が含まれております。
「人は間違いを犯すものだ。だからこそ反省と言う道具を仏は与えて下さった。故に反省しないものは魂の成長なく、もはや人間であるとは言えない。なぜなら真の意味で反省できるのは人間だけだからである」
こうした教えが示すとおりにお釈迦様は「八正道」(はっしょうどう)を説かれました。
「正しく見、正しく思い、正しく語り、正しく仕事をなし、正しい生活をし、正しく精進し、正しく祈り、正しい心もを持つ。」
こうした事に対して、自分の行いを顧みて日々反省することが大切だと教えてくれています。
付き合う人についても、お釈迦様は「自分のことばかり考えている人、言動が一致しない人、放蕩な生活をしている人とは、一定の距離を取りなさい。」と教えています。
何故なら彼らは反省が出来ていないから、そのような人になっている…そうした人達と交われば段々とその毒に侵されていくから。
逆に「人助けを旨とする人、本当に苦しい時悲しい時に寄り添ってくれる人、自分のことを思って叱ってくれる人、自分の心を分かってくれる人を大切にしなさい。」と教えてくれています。
二千年以上の前の教えは、何も古くなってはないし、いやむしろ現代の私達には最も必要なことを伝えてくれています。