知的情報処理を行っている職業の方は、多くの書籍を読んでいらっしゃることと思います。
そうした方の中には、蔵書数や読書量を自慢する方もいらっしゃいます。
それはそれで素晴らしい事と思いますが、知的生産力がない場合は、「読書は暇つぶしにしているんでしょ」と言われてしまいますから、厳しいですね。
私も蔵書は4,000冊を超えますが、家族からは「これだけあると床が抜けるから、いい加減にしてくれる!」と怒られる事もあります。笑
月には平均で10冊程度は読了してますが、これでは足りないと感じています。
何故なら、自分が良いと思うだけのアウトプットが出来ていないからです。
読書したらしただけの何らかのアウトプットが出来ていなければ、折角の読書も時間の無駄になってしまうからです。
また、色んな書籍を読んで、それをトータルで統合して体系化したり、一つのテーマに沿って知識を構成していく能力がないと、読めば読むほど情報量が増えて、収集がつかなくなって来るように感じる人も出てきます。
幸い私は、知識の体系化はそれなりに出来るようなので、アウトプットが辛うじて少しは出来ていますが、まだまだ完成度が足りないと感じております。
そう感じているからこそ、知識人と言われる方が蔵書数や読書量を自慢していても「どれだけの質の良いアウトプットをしているのか?」で、その方の本当の読書力を計れることが何となくわかるのだと思っています。