無学歴なお父さんが刻苦勉励、努力精進して、一代で小さな会社を大きな会社に育てました。
社長は若い頃お金もなくて、勉強すらままならなかったので、子供達には学問を与えたいと思い、良い学校に行かせるために、塾など教育にお金を掛けました。
その甲斐あって、跡取り息子は一流大学を無事卒業。
「やっぱり一流企業の仕事を学んだ方が良いだろう」ということで、大企業に勤めさせます。
そこそこの経験をさせて、そろそろ良いだろうということで、自分の会社に重役の肩書をつけて戻します。
こうした事をやっている中小企業の社長が結構いたりします。
しかし大抵は、二代目、三代目あたりで会社が傾き始めます。
何故なら、息子達は会社が大きくなって行くまでに、創業者が流した汗と涙と智慧の部分が見えていないから、「親父の考えは古い。既に百年以上も先発してやっている『大企業の遺伝子』の方が進んでいるから、それを持ち込んだら自分の会社はもっと発展する。」と思ってしまうんです。
そうすると、父親の代で可愛がってきた人財たちが次々と離反して行き、自分と合うような学歴のある優秀な人材ばかりを集めていくと、今度は会社が分裂してくる。
そして「新しい遺伝子」に変えようと息子は必死に頑張るけれど、残念ながらそんな重い重圧に段々と耐えることが出来なくなって、沈んでいく。
こんな感じで潰れていく中小企業も多いようです。