心理学において三巨頭と言われているのが「フロイト」と「ユング」と「アドラー」です。
アドラーについては以前、書かせていただいたことがありますので、今日は「フロイト」ついて、思うところを書かせていただきます。
フロイトは著書「夢判断」あたりから後「幼少期の幼児性欲が、色々と人生に影響する」と言うような考え方をし「幼児の時における色々なコンプレックスのようなものが、成人してからも人生航路に影響を与える」と考えました。
この為「幼少時に出来たトラウマ(精神的外傷)のようなものが何かないか」と言うことを調べていきます。
そして「原因を追求し、原因が分かったら、病気や精神性の異常などのカルマが崩壊して行く」と考えていました。
ユングもフロイトの弟子でしたし、アドラーもフロイトの弟子に近い立場ではあるのですが、ある時からフロイトと袂を分かち、別の道へ進むようになりました。
ユングもアドラーも「今起きている精神的疾患を、幼少時のトラウマに求め過ぎるのには無理がある」と考えたようです。
もともとフロイトは自分の母親に対して、異常な執着心があったようです。
その為、自分の幼少時を物差しとして神経病理学・無意識学・精神分析学を体系立てて行ったと考えられます。