30年前の頃と比べると、長期滞在の外国の方がとても増えたと感覚的に感じます。
厚生労働省の発表によると令和5年10月の時点で、全国で外国人労働者は200万人を超えているとのこと。
日本の出生数は70万人程度なので、3倍近くの方々が働いている事になります。
「日本人国籍を持つ人がどれだけ増えたか?」と言う事だけを考えると、日本と言う船の上の人数は減っているような感覚に陥りますが、それは乗組員だけの人数を数えているからですね。
日本号と言う船にはお客様も乗っているのだと思えば、200万人の外国の方が「日本を楽しんでくれているかどうか?」が大切な事になってきます。
「労働者として来ているのだから楽しんでいるかは関係ない」と仰る方もいらっしゃるでしょうが、彼らを出稼ぎ人と見るか、お客様と見るかで、彼らに対する私たちの態度も変わってくるかと思います。
私は「せっかく日本に来てくれたのだから、日本の事をたくさん知って欲しいし、学んで欲しい」と思う方なので、「日本が好きで来た大切なお客様」として接したいと思っております。