欠点や弱点は誰にでもあるものですが、そこを直そうと努力するよりは「長所を伸ばした方が良い」と言う言葉を、皆様も聞いたことがあるかと思います。
これは実際の著名人たちも、意識的にやったり、無意識でそうなっている場合もあります。
例えば、米国のケネディー大統領はハーバード大学の卒業生ですが、入学の際は成績があまり良くなくて、面接で何とかギリギリ入れたそうです。
彼は勉強の成績はイマイチでしたが、高校でのリーダーシップと、何とも言えない人間的魅力を面接官が感じたようで、合格出来たのです。
また彼は右脚左脚の長さが少し違っていたため、脚を引き摺ってしまうところがあったそうです。
しかし、そんな事に気がついていた人はいないくらいに、スタイリッシュな大統領を演じていました。
彼は「他人からどう見えるのか」を、とても重要視していました。
それ故に、討論会におけるネクタイの色の選び方も、都市伝説的に残っている位です。
私が大好きな高倉健さんも、俳優としては致命的な欠点になりそうな「無骨で無口」な人でしたが、名声が高まるにつれて「無骨で無口がカッコいい」に変わっていきました。
結局のところ、「人は弱点があったとしても、それ以外の長所の部分で、他を圧倒するような実力を示せば、長所の光が弱点を消してしまう事になる」ということです。
「私はアレが出来ない。コレが苦手。」と嘆くよりは「私は、これなら誰にも負けない」と言うものをつくる努力をしていると、弱点はさほど気になる事が無くなると言うことなのでしょう。