ホメオパシーとは「同種療法」と訳されます。
ある症状を消すには、その症状の元となった毒を10の12乗倍から600乗倍以上、水で薄めます。
すると、その症状を消す薬になるのです。
例えばタマネギを刻んでいると涙や鼻水が出てきます。
ですから、タマネギを使ったホメオパシー薬は、風邪や花粉症、アレルギーによって引き起こされる涙や鼻水の症状を抑えるのに最適なのです。
ホメオパシーは、ドイツの医師・薬剤師でもあったサミュエル・ハーネマンによって、マラリヤの特効薬として「キナノキの皮」の抽出して飲むことから発見されました。
ホメオパシーは、それまでの医学療法とは全く異なるものだったのですが、その効果が顕著だった為、フランスでは19世紀半ばから、イギリスでは1830年には王室が取り入れました。
しかし「本当に良いものは邪魔される」の言葉通りに、製薬会社を中心に「打倒ホメオパシー」の運動が始まり、残念ながら段々と衰退して行ってしまいました。
薬の弊害が叫ばれる現代だからこそ、再びホメオパシー医学に脚光が当たる事を期待しております。