大抵の先進国と言われる国では、大きな政府による一元管理を行おうと躍起になっています。
私達の住む日本国も例外ではなく、マイナンバー制度を始めてして、国民を政府の管理下に置こうと一生懸命です。
しかし、この一元管理は必ず失敗する事でしょう。
何故なら過去の歴史がそれを証明しているからです。
1700年代のイギリスで「国富論」を唱えたアダム・スミスの「レッセフェール」(なすに任せよと言うフランス語)と言う言葉に従い「自由放任経済」を採用した側が勝ち、マルクスの言うように理論と理性で経済をコントロールしようとした側が負けました。
賢い人達が、社会主義の下で「中央計画経済」を遂行したら、成功しそうに思われるのに、なぜ統制管理型の方が失敗したのか。
不思議に感じてしまいますが、結局これは人間の認識力の限界に関わる問題なのだと思われます。
人間はそれぞれ自分に見える範囲があり、国の活動の全部が見えるほど賢い人は居ないということなのでしょう。
全ての事が分かるわけではないのに、例えば統計やデータを見て判断し、一元管理を行うにはどうしても限界が出て来てしまうという事です。
結局は「なすがまま」が一番良いのかもしれませんが、そうすると格差が生まれます。
その格差を埋めようとすると一元管理をしたくなる・・・
この繰り返しを今までしてきましたが、これからの未来もするのでしょうか。