「自分のために生きるなんて当たり前」だと思って、多くの人が生活しています。
たとえ親子であっても、たとえ夫婦であっても、所詮は「一人一人の幸せを求めて生きている」と冷めた見方もあるかと思います。
もちろん、その考え方は間違いではないでしょう。
しかし、何か一抹の寂しさや哀しみが付き纏います。
それは、大抵「自分のためだけに生きている人」は、他の人が助けようとはしてくれません。
「しっかりしているんだから、勝手に一人で生きればいいじゃん」的に、何故か周りの人から見放されて行きます。
しかし、他の人のために生きようとすると、周りの人達が自然と助けてくれます。
巷で流行りの「自分の為の引き寄せの法則」からすると、不思議な感じがするかもしれませんが、「他人の為に動く人ほど、自分が幸せになって行くという法則」が働いてきます。
それを「タライの水の法則」と言ったり、「長箸の法則」と言ったりしていますが、昔からこの法則のことを「情けは他人の為ならず」と表現していました。
従って「自分だけの為に生きる」と言うことは、本当に孤独で辛い、不幸せの道を歩むと言う事と同じなのです。
最初から無人島で暮らしていれば、あきらめもつきますが、沢山に人の中において一人ぼっちだと感じると、結構きついものがあります。
無人島で暮らしている訳ではないのだから、めんどくさいかも知れないけれど、色んな人とお話してみると意外と面白い事があるかもしれません。