映画でも小説でも「この世の地獄を味合わせてやる!」なんてセリフがありますが、実際に地獄ってどんな所でしょうか?
毎日痛みを伴う苦痛地獄のようなところもあれば、怖い人から追いかけ回されて逃げる恐怖地獄、お金も食べ物もなくて段々と衰えていく餓鬼地獄…
あまり想像したく無いですが、この世にも地獄のような環境は存在するのかも知れません。
生きているうちは、こうした地獄を味合わなかったけれど、あの世に行ってから体験する人もいます。
いつも他人から、何かを奪ってやろうと考えている人は、きっと餓鬼地獄に落ちるでしょう。
「自分が欲しいと思う、お金や家や地位や名誉など、持っている人から取って何が悪い。」と思っている人は、餓鬼地獄と阿修羅地獄のようなところで、永遠と「自分の欲しいもの」を奪い合うための争いをする事でしょう。
「別に法律に触れているわけじゃないから、多数の人と肉体関係を持ったところで、誰にも迷惑かけてないじゃん。」という、異性関係にだらしがない人は、血の池地獄でミミズや蛇が絡み合うような感じで、自分の考えが間違いであることが分かるまで、蠢いていることでしょう。
こうした地獄の世界は、この世にも在るかも知れませんが、あの世にも在るようです。
この世で自分の犯した罪を反省できれば、天国に行けるのでしょうが、この世で反省出来なければ、あの世の地獄で反省を促されます。
要は「この世で反省するか?あの世で反省するかの違いだけ。」という事なのです。
