恋人が欲しい、パートナーが欲しいと、一生懸命に異性を探している方が大勢いらっしゃいます。
街コンに行ったり、マッチングアプリを使ったり、結婚相談所に通ったりと、忙しい毎日を送っている方もいます。
ただ、その時に少し立ち止まって自分自身を見ることも必要な時もあるようです。
「今、大事なプロジェクトを手掛けている」
「家族問題を解決しようと奮闘している」
「友人を助けようと色々と手助けをしている」
そんな時に、異性の方に目を向けてしまう方もいるからです。
いや、むしろそう言う時だからこそ、恋人探しに走ってしまう方もいらっしゃいます。
そう言う人のことを「自滅型の異性願望者」と私は呼んでいます。
そう言う方達の潜在意識の中には「今の仕事がキツイから逃げたい。紛らわしたい。」と言う感情があり、それを自分で認めたくないので、忘れさせるため、麻痺させるために、恋愛に走ろうとする人達もいるからです。
「今の苦しい状況から逃れたい!」と思うのは、私も含めて多くの人達が当たり前に持つ感情でしょう。
でも、その感情から逃れるために、お酒やギャンブル、異性に走るのでは、余りにも短絡的すぎます。
だって、そんな事なら子供達でもやっています。
「勉強勉強と親がうるさいから、ゲームセンターで時間つぶしだ。」とか
「毎日面白くないから、憂さ晴らしにあいつをいじめてやろうぜ。」みたいなことをしている子供たちもいます。
大人になってまで、子供たちと同じような事をやっている様ならば、もはや見本となる大人とは言えないでしょう。
「大人と子供の違いは何なのか?」と問われて、「子供が産めるか」とかの身体的特徴のみを言うようであれば「人生を、もう一度赤ちゃんからやり直して下さい!」となることでしょう。
大人と子供の違いは、「自分の心に対する自制心を、どの程度持っているかどうか。」と言われています。
ですから、子供なのに自分の心を良く律する事ができる子供さん達は、大人びているように見えるし、見た目は大人なのに本能のままに生きている人を見ると「子供だなぁ」と思ってしまうわけです。
最近は「やりたい事やって何が悪い」とか「楽しいことだけやって、面白おかしく暮らせばいいじゃない」的な人生を送ったり、そういう発言をSNSで配信している人達を見受けますが、だいの大人が魂の幼さを堂々と叫んで喜んでいることが、子供達に対してどんな悪影響を与えているのかが分からないようです。
それこそ、自分であって自分でないような、操り人形にされているという事が分からないのでしょうね。