孔子様が「論語」や「大学」あるいは「礼記」で語りたかった中心が何であるかと問われたならば、きっと「仁」であるとお答えになるのかと私は思っております。
仁とはつまり「人をいたわる心」であり「慈愛の心を持って生きよ」という事なのでしょう。
孔子様の色々な教えはありますが、「どうやったら小さな家庭の幸福がなせるのか」から「社会のまとまり」「国家の統一」「秩序の安定」「平和と人々の繁栄がどうしたらやって来るのか」を論理的に作り上げていった思想だと思われます。
個人的には「仁の思想」を持ちながらも、君主であれば「理想的な天子でなければならない」という結構な難題でもあります。
天子も民の上に立つものとして「礼楽」は当然学ばなければならないし、実践をして見せることも必要だという事を、孔子様は説いていたという事です。
現代の日本国のリーダーにも学んで貰いたいところです。