今日のテーマは、歌の歌詞ようなテーマですが、まさにあの歌詞の様な事をお話ししようと思っております。
というのも、多くの哲人が人生を川の流れに喩えて来たのには、それなりの理由がありました。
ソクラテス、プラトンはもちろん、近年の日本では鈴木大拙、西田幾多郎も、人生というよりは「魂の生き方」を、川の流れに喩えて来ました。
悠久な大河の流れにおいて、早瀬の様に流れが極端に早い場所もあるでしょう。
瀧のように高いところから落下して「いったい自分はどうなってしまうのだろう」と、想うような時もあるでしょう。
しかし、それは今世に限ったことではなく、ある時はアフリカ人として生まれ、ある時は中国に生まれ、ある時はヨーロッパに生まれ、またある時は日本に生まれ、そうした魂の遍歴を持ちながら、悠久の大河のように私達は生きて来ました。
こうした生まれ変わりを、信じないもの達が国の違い、肌の色、宗教の違いから、戦争を煽動しています。
かつて自分が一生懸命に生きた国の人達の命を、様々な兵器で殺傷して行くことに、何のためらいも感じないとしたら、もはや人とは呼べないでしょう。
戦争ばかりではなく、かつては家族として、一緒に暮らしていたかも知れない友人知人を、色んな武器で傷つけたりしたとしたら、何と悲しいことでしょう。
輪廻転生、生まれ変わりは、私たちの悩みを解決してくれるだけでなく、争いや戦争も無くしてくれる「大切な事実である」事を、偉人たちは教えてくれています。