何事においても決断するには勇気が必要となります。
それは日常の小さな決断から、世界を変えると思われる決断まで、様々ですが全てにおいて責任が伴います。
自分が決めた事なのに、自分に掛かる責任から逃げたがる人が、何事かにおいて決断すると、大抵は酷い結果が生まれます。
そう言う人は、謂わゆる「責任回避」の行動を取るので、誰かがその責任を負わされる事にもなります。
「人間の歴史は、勇気と決断から出来ている」そう言っても過言ではありません。
誰かが未知への挑戦をしなければ、生活圏を広げる事も、発明品も出来なかったことでしょう。
その勇気を讃えるために、多くの人からの「称賛」があります。
絶海の孤島で一人、勇気を出して挑戦して何事かを成したとしても、そこには他の人からの称賛の声は上がりません。
それ故には、人は引き籠り、社会から断絶して一人で暮らす様になると、段々と勇気を出す行為も、決断する行為も無くなり、退化が始まると言われています。
勇気に対する称賛も勿論ありますが、人はその「責任を負う覚悟」に対して褒め称えているのです。
だからこそ責任から逃れた決断は、人間の成長を妨げ、その人の人生の意味を無くしてしまいます。