情報や知識量が増えてきたことで、現代人は脳で考えることが主流となって来ました。
「物事を合理的に考えて行動や結論を出す」
これが当たり前の様になり、これが上手に出来る人が「優秀な人」と思われがちです。
でも本当に優秀な人は、こうした合理的な脳的思考と同時に「直感力」を使っております。
「私、直感の人なんだよねー」と言う方をよく出逢いますが、そう言う方ですら50%は合理的判断の元に、直感と思う決断をしていることが研究結果から分かっています。
しかし本当の直感とは、合理的判断から考えるとNGな事が多いのです。
誰もが納得できる判断は合理的思考であり、大半の人が理解できない行動をする方が、直感で動いていると言えます。
ただ心のセンサーに不具合があったり壊れていると、反社会的な直感となり、周りの人々に悪影響を及ぼします。
例えば感情の爆発や衝動的殺傷事件がそれに当たるでしょう。
日本人はそうした心の暴走が起きない様に、心のセンサーの磨き方を先祖代々伝えてきました。
それが「感謝と反省」です。
感謝だけでも良いかと思いますが、感謝だけですと天狗になることを防げません。
反省ばかりしていると「自分はダメな人間なんだ。自分は世の中に要らないんだ。」と自己否定的な人間を生みかねません。
感謝と反省がセットとなって、心のセンサーをしっかりと磨くことが出来ます。
感謝すべき時には「ありがとう」を言い、謝罪すべき人には「ごめんなさい」を言う。
それこそが先祖代々日本人の中に伝わってきた至極当たり前の「直感力を磨く秘伝」だったのです。
だから子供の頃の方がセンサーが良いのは当然なのことなのでしょう。