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人を元気にさせる事も傷つけることも、言葉一つで出来てしまいます。
それだけに「言葉は怖い」と思ってしまいますが、だからと言って出来るだけ喋らないでいたり、他人と接する時間を減らしたりするのは、違う様な気がします。
他人と会話することがそもそも悪い事であれば、神様は言葉を人間に与えなかったでしょうし、動物たちと変わらない生活で良かった事でしょう。
動物達と人間の決定的違いは「言葉を話すかどうか」にあるのであって、だからこそこうして命をいつ奪われる恐怖もなく、幸せな生活を営むことも出来ているのでしょう。
そうであっても時に、言葉が他人を傷つけてしまうのであれば、傷つけないような言葉選びをするしかありません。
「あなたが仕事してくれないから、こういう事になったんじゃない!」と言うよりは「あなたに出来ないことを押し付けてしまった自分が悪かったのね。一緒にこの仕事片付けてしまいましょう。」そう言い直せば良いだけですから。
また言葉使いが良いから相手を傷つけない訳でもありません。
例え「有り難うございました。」と言っても、その言い方に棘があったり、ぞんざいに言い放てば、聞いていた方も機嫌が悪くなります。
言葉には、その言葉の持つ意味を心を込めて言う事が肝心なのですね。