最近ではあまり使わないかと思いますが、ドラマとかで「首を洗って待っておけ!」なんてセリフを皆様は聞いた事がありますか?
昔の人は「ここは大切なポイントだから身体を清めて対処しよう!」と、行水やお風呂に入ってから物事の準備をしたそうです。
「首を洗う」については諸説ありますが「これから首を落としに行くから綺麗にしておけ。」という説が有力です。
でも本当は「人にとって大切な首を洗うことで、身体と心を清める。」事にあるそうです。
「首」の近くには、人にとって大切な箇所があります。
首の上には顔があり、手首の上には手があり、足首の下には足がある。
顔、手、足は身体の中でも最重要な箇所として、日本では昔から認識されて来たようです。
以前までは神社仏閣に参拝する際は、手水舎で手を洗い、顔を洗い、足も洗っていたそうです。
流石に今は足まで洗う人をみた事はありませんが…
「親の足を洗う」という事が大切だと言われている所以も、ここから来ているのでしょう。