マルキシズムと陽明学を比べると、「革命思想」という面と「行動を重視する思想」というところは似ているのですが、その開祖にあたる人の考え方はかなり違います。
マルクスは19世紀半ばに色々な本を出しましたが、不平不満を中心とする「嫉妬の哲学」がマルキシズムであり、マルキシズムは「嫉妬からの行動学」なのです。
確かに、陽明学を学んで乱を起こした大塩平八郎を見ると、確かにややマルキシズムに似たものを感じるかも知れません。
しかし王陽明を調べてみれば、マルクスとはかなり違うタイプの人であることが分かるだろうと思います。
陽明学の流れは、一時潜伏していましたが、近年「三島由紀夫事件」が起きて、再び脚光を浴びました。
三島由紀夫は自衛隊に決起を促して割腹自殺をする前に、陽明学についての研究論文を書いています。
そうしたこともあって、陽明学が再び日本で注目されました。
陽明学は中国では広がらず、日本で花を咲かせたのです。
