今から百年以上前にカール・マルクスが「資本論」と言う本を書き「共産党宣言」なして、共産主義が地球の半分くらいに広がりました。
この共産主義の総括や如何に?と考えてみれば、簡単に言うと「貧乏を愛した人は貧乏になる」と言う事に尽きるのでは無いかと思います。
マルクス主義の根本にあるのは「貧しさを正当化する」考えなのです。
「私達が貧しいのは、私達から搾取している人達がいるからだ。奪っている人たちがいるから貧しいのだ。そして、いつも貧しい人は正しくて、豊かな人は悪いことをする。だから豊かな人達には暴力を使ってでも、革命を興してでも、引き摺り下さなければならない。そして、貧しい人の共同体を作らなければならない。貧しき人は平等に生きなければならない。」
簡単に言うとこう言う事を言いたい訳です。
この思想を信奉したら、どうなるかは目に見えております。
貧しさからは永遠に脱脚できないのです。
何故ならば豊かになったら自分はその正当性を失うからです。
それ故に貧しさを正当化せざるを得ないと言うことになります。
そうなると、こうした人達は外部のせいにし始めます。
「政府が悪い、環境が悪い、時代が悪い、景気が悪いから私達は貧しいのだ」と言い始めます。
これこそ「被害妄想の哲学」と言えるでしょう。