言葉は眼には見えません。
けれども、私たちの心と身体を傷つける時があります。
友人のさりげなく言った言葉で、何十年も苦しんでいる人もいます。
家族から言われた言葉が、今も心に刺さっている人もいます。
言葉は耳から入って、心を傷つけ、身体を蝕むこともあります。
でも、言葉によって救われることもあります。
「貴方ならできるよ!」
「あなたのことを応援しているから!」
「貴方のことが世界で一番大好き!」
そんな言葉で、励まされ、癒され、頑張れることがあります。
刃物は、人を傷つけることも出来るけれど、料理に使えば美しく仕上げることも出来ます。
言葉は目には見えない刃物のようなもの。
その使い手によって武器にもなれば、人を幸せにできる素敵な道具にもなります。
だから、お釈迦様は反省の一番項目として「正語」(正しい言葉を語る)を持ってこられたのでしょう。