私を含めて誰でもそうなのですが、人は「自分だけのものさし」で他人を評価します。
それが良い時も、役立つ時もありますが、大抵は「色眼鏡」と同じように、その人をまともに観ていない場合が多いようです。
例えば伴侶の不貞を疑う時に「妻はきっと不倫をしているはずだ」と疑う夫は、自分も不倫をしている確率が80%を超えると言う統計結果もある位「自分がしているから相手もしている」と考えてしまうそうです。
従って自分が「あなたは〇〇してそうだ。」と言う人こそ〇〇している確率が80%以上あると言うことになります。
ここに「他人を評価する時に、人は自分を物差しとして、自分と比べて測ろうとする」と言う心理が働いていることがよく分かります。
「自分と比べて〇〇だ」と思っているからこそ、差別や悪口が生まれる原因となります。
同じ物差しによる測り方でも「あなたは自分よりも〇〇が優れている」と考える事が出来る人は、愚痴が多くなりそうですが、意外と他人の長所を見つける事が上手で、組織のリーダーに向いている方が多いようです。
自分の物差しは、出来る限り目盛りの幅は小さい方が、人生を謙虚に生きることが出来るのかもしれません。