「何を言うかが知性。何を言わないかが品性。」という言葉があります。
人は、他の人の言葉で傷つきます。
だから仏教では「正語」が大切だと教えます。
では、どうすれば品性を保ちながら、正しい言葉を話すことができる様になるのでしょうか?
まずは友人にアドバイスを求められても、相手に対して高圧的なアドバイスは、上から目線となり「服従させられた感じ」になってしまいます。
あくまでも相手に寄り添う様に、先ずは「聴いてあげること。」「問題解決のための環境創りをしてあげること。」が大切なるようです。
次に、過去の失敗やミスを蒸し返したりすると、相手はやる気が失せます。
「この前も似たようなことがあったじゃない。その時の教訓を忘れたの?」
などと言われたら、傷口に塩を塗り込められた様な気持ちになり、反発したくなります。
そして、そんな人とは話どころか、目も合わせたくなります。
また相手の気持ちを決めつけることも、やってはいけないことです。
「あなたはこう思ってるんじゃない。」と推測でものを言い、それを前提に話を進めようとすることで、相手は気持ちを閉ざしてしまいます。
相手の気持ちは、本人が自分で語ることが出来るように、その優しさで包み、場を整えてあげることが大事です。
また「あなたには無理。どうせ出来ない!」などの言葉は、相手を深く傷つけます。
そんな心無い言葉を使うよりは、その方の希望や夢に、小さな光でも良いので、希望の光を灯してあげられる言葉をかけた方が、彼らを立ち直らせることができます。
時には場を和ませようと、皮肉や冗談を言う時もあるでしょう。
しかし、よくよく気を付けないと「そんなつもりで言ったわけではないのに」相手が冗談を深刻に捉え、大きなトラブルになることもあります。
皮肉や冗談を言う時は「自分を使って、相手を持ち上げるようにする」と良いでしょう。
例えば「自分は頭の回転が悪いから同じミスを何回もするけれど、あなたは初めてのミスだから反省してやり直すことは出来るから」など、相手を励ますために、自分の下げる言い方も有効になることがあるでしょう。
どれもサラッと簡単に言ってますが、どれも実践するとなると難しい事です。
だからこそ、言葉を発する前に、心して相手の気持ちに少しでもなってあげられることが、段々と自分自身も高めてくれることになるのではないでしょうか。