よくメディアとかで流れるのですが「国の借金は国民一人当たり〇〇万円」とか言っていますが、可笑しな話です。
日本国は、外国に対して609兆円を借りていますが、外国に対して貸付てあるお金が948兆円あります。
差引348兆円の黒字になります。
会計的に言えば、これが日本国の純資産ということになります。
この純資産が多い人のことを「お金持ち」と呼びますが、日本は277兆円のドイツよりも純資産が多く、世界一のお金持ち国家と言えます。
それなのにメディアは「国の借金が、こんなにある」と言ってますが、これは「政府が日本国民に対して借金している額」のことを指してます。
いわゆる政府負債のことで、英語でも「government debt」と言います。
政府は銀行からお金を借りているのですが、銀行は国民から預かったお金を政府に又貸ししている訳です。
従って、政府負債は国民の借金でも無く、政府は国民に対して一人当たりにして800万円の借金をしているのだと言えるのです。
それなのに政府はなぜ「日本国は借金大国だ」とメディアに言わせているのでしょう。
それは「国が潰れたら困るから税金をたくさん下さい」と言いたいが為です。
何とも傲慢な政府、政治家、公務員なのでしょう。