超一流と言われる人物の共通点として挙げられるのが「人間観察力」です。
人に対する洞察力が低い人は、どうしても他人の能力や性格を見抜けず、良いところまで行っても、何らかの理由で転落してしまう事が往々にしてあります。
「孤軍奮闘し会社を大きくしたけれど、信頼していた右腕に裏切られて倒産」と言うお話は、皆様も何処かで聞かれた事があるかと思います。
滅多にない話だから、そのように人を介して語り継がれるのでしょうが、実際に被害に遭われた方からお聞きしてみると「何となく違和感はあったけれど、忙しさで無視していた。」とか「怪しい感じはしていたけれど、まさかそんな事をする人だとは思ってもいなかった。」などの言葉が上がってきます。
結局のところ、何らかの予兆に気が付いてはいたけれど「気のせい」とか「思い込み」程度に自分の「勘」を考えていて、大変な目に遭っていると言う事なのでしょう。
ホステスさんでも一流と言われるようになると「この人は良い筋の人か、悪い筋の人か」「財布にいくら有るのか」「どの位の地位の人か」が一目で分かるそうです。
これは日頃の人間観察から生まれて来る感覚ですが、人を観れば観るほど、その能力が上がって行きます。
若い人の中にも、こうした人間観察力が鋭い人がいた場合「今、係長はこんな事で困っていそうだから、先回りしてやっておいておこう。」とか「課長はいつも、この仕事の後は、あの仕事をしようとするから準備しておこう。」とか、先回りが出来るので「こやつ、なかなかやりあるわい。」と、上司が仕事ができる人間認定を勝手にしてくれるから出世が早いのです。
こうした人間観察力を高めるにはコツがあるので、そうしたコツを教えて貰えれば誰でも能力が高くなる事も事実です。
このコツの一つが「感相学」です。
人間観察力が高い人は知らない間に「感相学」が身についているという事です。