私の知り合いにもいましたが、家に遊びに行くと「お爺さんが〇〇大学で首席だった」とか「帝国軍でとても偉い人だった」とか「お母さんが美人でミス〇〇だった」など自慢話を聞かされたことがありました。
中には「明治時代には、この辺の土地を全て持っていた」とか「どこそこの神社仏閣に多額の寄付をした」とか、言ってくる人もいましたが、どう答えて良いか困ったものです。
下手に褒めると永遠に自慢話をされるし、シカトすれば怒られるし、こうした自慢話を聞かされるほど辛いものはないですね。笑
結局のところ、自分自身のことではない事を自慢する方々は「自分自身に自信がない人」が多いように見受けられます。
自分に自信がないから、肩書や家柄、着ているものや持っているものでアピールするしかない人のように、本当の意味で大人になれていないのかも知れません。
「大人って何だよ!子供と大人の違いを言ってみろ!」と言われそうですが、一言で言うとすれば「言葉選びが出来る人が大人で、言葉を選べないで感情のままに喋る人は子供」と言えるのではないでしょうか。
語彙力がない子供達は、言葉を選ぼうにも頭の中に入っている言葉からしか選べないので、心で思っている事を表現し難くなってしまいます。
しかし大人は、同じ事を表現するにしても、相手の事を思いやり、今まで貯めてきた語彙力で相手を傷付けない言葉を選び伝えます。
ですから「子供のような肉体的には大人」が存在するわけです。