私は小さい頃はイタズラ好きで、良く周りの大人たちを困らせていました。
落とし穴を作ったり、スカートめくりは日常茶飯事で、小学校時には学校の池の鯉や金魚を全て釣り上げて、池の周りに並べて「〇〇小学校の魚屋さん」を開業して、校長先生からシコタマ怒られたりしました。
また今となっては時効?かと思いますが、近所の家々のガラスを何枚も石を投げつけて割ったりした事もありました。
とんでもない悪ガキだったと自分でも思います。(笑)
そんなどうしようもない腐ったミカンであった私も、信仰心がある優しい母と、誰とでも直ぐに仲良くなれる社交的な父の教育もあって、中学から高校へ上がる頃には「ずいぶん変わったね」と、近所のおばさま方にも言われるように、それなりの全うらしい人間になったようでした。
しかし師匠に会う23歳までは、時々昔の悪ガキ根性が出てきてしまい、周りの人達を怒らせたり悲しませたりする事も多々ありました。
師匠との出会いが私の心を変え、人生を変えてくれました。
師匠とお逢いした時は、私は国立大学で3年間でほとんどの単位を取り終え「なんて自分は優秀なんだ」と自負し、肩で風切って歩いているような頃でした。
そんな私を診て師匠は「あんたは劣等感の塊だね」と一言いい放ち「このままやったら、あんたの命が勿体ない」とまで言われました。
「何言ってんだこいつ」と思いましたが、」内心当たっていただけに「怖い人」と思った記憶があります。
その出逢いから私の運命は大きく変わって行きました。
続きはまた次回。