「老後の資金が足りません」とか言う映画もありましたが、たしかに老後の為の蓄えは多いに越したことはありません。
しかし実情は、誰でも彼でも潤沢な資金を持って、老後の生活を営むことは難しいことでしょう。
年金制度は戦後作られた制度なので、戦前は存在しませんでした。
それでも飢え死にしたり、捨てられたりする老人は少なかったので、年金制度が無くてもそれなりに上手くやっていました。
現代は日本史上稀に見る「高齢化社会」となって、今のままの年金制度で、このままの若年層人口比率であれば、破綻することは目に見えています。
年金制度が破綻することが予想できるのであれば、相続を非課税にしたりして、親の面倒をみる人に財産を譲ることを行い易くする制度も必要でしょう。
「親の面倒は子供がみる」と言う、戦前では当たり前だった社会的な在り方を、見直すべき時が来ている気がします。
