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小説「坂の上の雲」を読まれた方には、秋山真之氏と正岡子規氏との友情が如何なるものであったかを良くご存知かと思います。
実際、真之氏は観察力が鋭く、物事や人物を良く見抜いていたと言われております。
まさに感相学で言う心眼を開眼されていたと思われます。
方や子規氏は物事に捉われない自由奔放な性格だったようで、真之氏とは真逆の性格だったようです。
水と油の様な2人でしたが、お互いにお互いのことを尊敬しておりました。
その奥にあるものは「人間としての魅力」を互いに感じ取っていたからに違いありません。
人間としての魅力…それは長所ばかりではなく、短所の中にもあるものですし、周りの誰もが分かってくれなくても、特定の一人だけが認めてくれる場合もあります。
「蓼食う虫も好き好き」と言う言葉がありますが、自然界でも様々な相性の良さ悪さがあるからこそ成り立っているところもあります。
どんなに惨めになっても「それでも自分を認めてくれる人が必ず世の中にいるはず!」そう思う事が、生きる上で何よりも大切ではないでしょうか。