「正念」は「正しく念ずる」と書きます。
「正しい念」とはどういう事を指すのでしょう。
昨今、引き寄せの法則や与祝など、願いや願望を成就させる方法が多々出ておりますが、これも「念」の一種です。
「おもい」は3種あると言われています。
先ずは「思い」。
これは日々、心の中に直ぐに現れて消える水蒸気のような感じです。
例えば「〇〇したいな」「可愛いな」「寂しいな」など一瞬の「おもい」です。
次に「想い」があげられます。
こちらは先ほどの「思い」よりは固定化して雲のような状態を指すでしょう。
「想い出」などのように「あの時のことを鮮明に想い出す」とか、一瞬の思いよりは具体的になります。
最後に「念い」があります。
こちらは字の通り「念」になりますので、雲よりも実体化して、周りの人や物に影響を与えます。
念うことにより、行動が起きて物事が進展することもありますが、念う事で他人に対して電波を送るように伝わり、動かす事も出来るとされています。
実際に念力のように、物を動かす事も、この「念い」の力と言えます。
引き寄せの法則は、この「念い」の力を使っていると考えられます。
従って、正しい念いでなければ、正しい結果を生まない事も出てきます。
それがいわゆる「呪い」と言われているものになります。
本来「呪い」は「口に出して祈る」ことを意味していましたが、今では悪い意味に取られ「言霊や念いにより他人に悪影響を与える」と言う意味に変わって来てしまっています。
そう言った意味からしても「正念」は現代において大切な徳目のひとつと言えるでしょう。