ご相談ごとをお聞きしていると「自分に対して、自信がない方が多くなってきているな」と感じて来ています。
これは、今の社会が「減点方式」的な考え方で、教育していることに起因しているのでしょう。
「あれをしてはいけない!」「これをやってはいけない!」「〇〇したら他人に迷惑が掛かるからダメ!」みたいに、褒めることよりも、やっちゃダメなこと、ルールの枠に入れることを、小さな時から教育されるので、自分の「心からやりたい事」が分からなくなって来ているのかも知れません。
そういった方には、私は「称賛ノート」を書くことをお勧めしております。
自分が生まれて来てからこのかた、人に褒められた事を一つ一つ丁寧に思い出して、ノートに書いて行くのです。
そうして書いたノートを見返してみると「自分もまんざら捨てた者じゃないな」と思えるのと同時に、自分の隠れた才能を発見することも出来ます。
今は営業で忙しく飛び回っている仕事をしているけれど、小学校の頃は先生や周りの人達に「上手な絵だね。素晴らしい!」とよく褒められて、賞などを貰っていた記憶が蘇った人がいました。
「よし、もう一度あの頃の気持ちになって、ちょっと絵を描いてみるか!」と言って描き始めたら、友人知人の中で「素敵な絵を描くオジサン」と評判になり、今では似顔絵で有名な画家さんになった方もいらっしゃいます。
自分には何もないと思いながらも、「部活とかで人をまとめるリーダー的力量を褒められた方」「音楽の才能は認められなかったけれど、周りの皆んなを勇気付ける事が上手だと褒められた方」など、意外と自分では忘れている才能があるものです。
それを称賛ノートに思い出しながら書くことで、自分自身に自信が付くだけでなく、隠れた才能を見つけることも出来るから、ぜひやってみてください!