執筆者 西村 | 2024年03月03日 | 感謝の会, 自分史
世の中の物事は「原因→結果の因果の理法から逃れられない」という事を2,000年以上前にお釈迦様が説いて下さりました。しかし現代において、まだ結果を求め過ぎて「引き寄せの法則」などを使い、自分が意図する結果は得られたけれど、その後いろいろな事が起こり、苦労している人達が多いようです。原因があるからこその結果なので、大いなる結果を得たいのならば、大いなる努力精進をしなければならないのですが、精進を怠ってしまうのは人間の常ですね。私も努力を厭い、結果だけを求めてしまう人間の一人です。努力もしていないのに行幸的に得られた結果は、長続きしなかっ...
執筆者 西村 | 2024年03月01日 | カウンセリング, 雑記帳
仙人と聞いて皆さんはどんな姿を想像しますか?多分、髭を生やした白髪の老人をイメージされるかと思います。これは絵本や映画の影響が強いからだと思われますが、もともとはインドのヨガ行者から中国に入り「霞を食べて生きている老人」のイメージが生まれたようです。日本では役小角が有名ですが、彼は超能力を持っていたと言われ、当時の朝廷に危ぶまれ命を落とす事になりました。基本、仙人は単独を好みます。世間から隔絶された世界で、自分だけを見つめ修行をします。ですので独りよがりで、社交的な事を嫌う人の事を「仙人のような人」と評するわけです。だからと言って仙人...
執筆者 西村 | 2024年02月29日 | 感謝の会, 自分史
政界、官界、学界、芸能界、ジャーナリズム界、教育界で活躍して有名になっていても、異性問題、金銭不正、脱法トラブルなどで中途挫折や晩節を汚す人達が多いのは何故でしょうか。「脇が甘い」と言って仕舞えばそれまでなのかも知れませんが、それだけではない彼らに共通しているものがある様な気がします。一つは「成長する事を止めてしまっている」ことではないかと思います。いわゆる謙虚さが無くなり「世界は自分中心に動いている。自分の鶴の一声で他人を幸せにも不幸にも出来る」と、のぼせ上ってしまっているのかも知れません。もう一つは「反省しない」と言うことです。物...
執筆者 西村 | 2024年02月17日 | 感謝の会
私達はたくさんの人の努力と優しさの上で、生かされています。自分で、空気も水も電気も家も車も布団もご飯も歯ブラシも作っていません。誰かが作ってくれたものを利用させて貰い、生活をしております。それ故に子供の頃から「感謝の想いが大切ですよ」と教えられるわけです。言い換えてみれば、全てのものに対して恩義があると言っても良いでしょう。その恩に報いる為に、感謝し大切に使わせていただき、またお返しをしていく。こうした想いが本当の意味でのリサイクルなのかも知れません。掛け外のない地球に対しても「与えられたら、お返しをする」当たり前のことではありますが...
執筆者 西村 | 2024年02月15日 | カウンセリング
どんな形であっても目立てばそれだけ多くの人に批評され易くなります。「出る杭は打たれる」とはよく言ったもので、特に日本人は同調圧力などが強く、個性的な人には生き難いと言われてきました。しかしながらそうした風潮も、戦後教育の欧米化により払拭されたと言う意見も多くなって来ました。その人達が仰る通りに、日本も個性を大切に育てる環境が整ったのは良いのですが、今度は自我が強すぎる人達も出て来るようになりました。「失敗を指摘されると、途端に機嫌が悪くなり当たり散らすのに、褒められると世界一にでもなったように更なる賞賛を求めるようになる。」人達も現れ...