教育

教育

教育と言うと、学校教育や塾などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、本当の意味で大切な教育は家庭内でなされる事が多いと言われております。いわゆる「家庭教育」と言う事ですが、現代においては、その家庭教育が一番なおざりにされている感が否めません。目上の人との会話の仕方(敬語の使い方)、感情の調整、言葉の選び方、生きていく上での作法、他の人の心の計り方…など、両親や家族から学ぶことは多々あったはずです。しかしながら、現在の家庭では核家族化が進み過ぎて、もはや父母と一度も目も合わさず、会話もしない一日が、何日も続いてしまう事すらあるようです。...
仕事と労働

仕事と労働

主婦の方が料理を作る場合、家族への愛情と栄養を考えて作る場合は仕事(work)と言えますが、ただ単に有り合わせの材料で、動物の餌でも作るかのようになされた料理は労働(labor)になってしまうのかもしれません。「料理を作る」と言う行為についての外見的な違いはありませんが、その奥にある「心の在り方」で「仕事」なのか「労働」なのかに分かれてくるという事になります。生活するために、どうしても避けられない働きは「労働」と言い、自分の働きによって、世の中にどれだけのプラスアルファを生み出せるかが問われる働きを「仕事」と呼ぶのではないでしょうか。...
強靭な精神力

強靭な精神力

私を含めて誰でもそうだと思いますが「自ら願って苦難困難きたれ!」と言う人は、そうそういらっしゃらないかと思います。出来れば「苦しいこと、辛いこと、悲しいことは起きないで貰いたい」そう願うのが一般的ではないでしょうか。でも「人生を一冊の問題集」と捉えた時には見方が変わってきます。「苦難困難は起きないで欲しい」という願いは「私は人生の問題を放棄したい。いや出来れば問題自体を与えないで欲しい」と願うようなものです。「問題など与えてくれなくても、私は何事も無い人生を歩みたいのだから、それで良い」と思うかもしれませんが、それならば、そもそも天国...
褒めること

褒めること

「他人を褒めると何か負けたような気がして褒められない」と言う方は、私だけではないかと思います。それほど他人を褒めると言う事は勇気がいることです。ですから平気に他人を褒めることができる人は、それだけでも大した人物であるし、「私は偉い」と自分自身をもっと褒めてあげても良いかと思います。目上の人や上司を褒めることが出来ても、自分より年下の人や社会的地位が低い人を褒めることが出来ないのが普通であるようです。でも人間、他人を褒めることが出来なくなったら先の成長は中々ないかと思います。口を開けば他人の批判や悪口ばかりでは、その人自身の未来も暗いも...
祝福の心

祝福の心

「まだまだ若いなぁ」とか「ひよっこが何を言っている!」とか、年配者や先輩達は若い人達に言うけれど、これらの言葉百害あって一利なしだと私は思っております。それより、彼らが出来たところ、良かったところを褒めてあげる方が、よっぽどメリットが大きいことでしょう。褒められた本人は勿論うれしいでしょうし、褒めた側も「優しくて良い人」に思われます。決して若い人達を腐したり、けなしたりしてはいけません。若い芽を摘むような事を年配者はやるべきではありません。自分達が先輩達に育てていただいた御恩を返すべき時が来たと思って、若い人達を温かい目で育てて行く事...