執筆者 西村 | 2023年12月18日 | カウンセリング
特に最近は「自分の気持ちを考え過ぎる」方が多い気がします。「自分はあの事で傷ついたのか」「自分は幸福なのか、不幸なのか」どうしても主語が「自分」や「私」になっている人たちが、自分の事を考え過ぎる傾向が強いようです。そう言う人ほど「自分」と言う主語を、周りの人たちに変えてみる事を私はお勧めしております。例えばご夫婦の関係で悩んでいる奥様に「私は不幸かも」と考える事を一旦辞めて貰い、代わりに「ご主人は不幸だと思っているのか否か」を考えて貰います。そうすると多くの奥様から「若しかしたら不幸だと思っているかも知れない」と言う答えが返ってきます...
執筆者 西村 | 2023年12月17日 | カウンセリング, 自分史
誰しも何らかの悩みを抱えて生きています。しかしながら、その悩みの大半は、地球上の誰かが経験してきた事であり、解決してきたことが大半です。と言うことは、解決できない悩みは殆ど存在しないと言うことになります。自分にとっては大きな悩みであっても、ある人にとっては取るに足らない悩みである可能性もあり、既に解決してきた悩みである場合も多いのです。同じ悩みでも、ある人にとっては人生最大の悩みとなり、ある人にとっては数秒で解決してしまう悩み。この違いは何処にあるのでしょうか。私はその人の「人間的成長の違い」とあると考えております。人よりも高い所に立...
執筆者 西村 | 2023年12月16日 | カウンセリング, 雑記帳
どんな学校でも、どんな組織にも「問題児」或いは「問題になる人」と言う方は必ず居るものです。言ってみれば、他の方達からすると彼らは異端視扱いされる訳ですが、組織の成長において彼らは大きな役割を担う事もあります。こうした問題児は、他の人達と視点や行動が異なるため、マンネリ化した仕事内容やルールを一変させるような思わぬ良い結果をもたらす事もあります。良い結果をもたらさないようであれば、ただの異端児になってしまいますが、その組織にプラスとなる何かを残したとしたら、彼らは英雄扱いされるわけです。従って、組織に従順な人には決して出来ない「組織の壁...
執筆者 西村 | 2023年12月15日 | カウンセリング, 自分史
どこの会社や組織でも、最初のうちは失敗もするし、叱られもします。しかし、叱られたくらいでずっと落ち込んでいては、先々真っ暗な道しか見えてきません。出るたびに打たれる杭のように、その時は打たれて沈むのだけれど、また復活してくるような人物でなければ、厳しい人生を歩むことは中々困難になってしまいます。打たれて大人しくなるような人は、最初から「自分は人に使われるタイプ」と思って「部下道」に徹することが良いかもしれません。別に使われる人が悪いのではなく、「そうした性分なのだから仕方ない」と思えば腹も立たないし、他人と比べていちいち落ち込まなくて...
執筆者 西村 | 2023年12月14日 | カウンセリング
貧病争(ひんびょうそう)とは「貧しさ、病気、争い」を指し、人生における苦しみの三大要素を言い表します。「貧しさは、心も貧しくする」と欧米では言われておりますが、明治維新後に日本を訪れた外国人は皆、日本人の笑顔の多さに驚いたそうです。当時は1日3食もままならない暮らしをしていた日本人でしたが、誰にも親切で、笑顔を絶やさずいつもニコニコしていたので、彼らはとてもビックリしたそうです。貧しいが故に当然、病気に罹ることも多く、お医者さんにさえ診てもらえず、平均寿命は44歳前後と言われております。そんな暮らし振りですから、明日の事を思い悩んだら...