吉田松陰は「大器をつくるには急ぎべらかず」と言ったそうです。
確かに、人間の器を大きくするのに、インスタントラーメンを作る感じで「効率よく短時間で」とは行かない気がします。
仮に「あっという間に、あの人なんか雰囲気が変わったね」と言う人が居ないわけでは無く、例えば外国とかに一人で出掛けて苦労して、日本に帰って来たら雰囲気が変わっている人を見掛けたりします。
しかしながら、最初は変わった風だけど、数ヶ月もすると元に戻ったり、ちょっと悪い方に変わったりするパターンの人がいるのも事実です。
やはり人間の器を大きくするのには「付け焼き刃」は無いのだと思います。
窯に水を溜めるが如く、毎日毎日、一滴一滴の智慧と勇気を溜めて行くことで、自然と人間が成長して行く方が、後々まで安定した大きな器の人物をつくるようです。