世の中には様々な成功哲学が溢れかえっておりますが、大半は経済的な富を得ることを目的としたものが多いようです。
もちろん、お金持ちになることも成功の中の一つではありますが、全部ではないと私は思っています。
と言うのも、ともすれば「成功する哲学」を「他人を利用するのみの成功学」にすり替えて、お金持ちになることを推奨している人達が多すぎるからです。
具体的に上げることは控えますが、ここを間違えると、自分にそれだけの器も能力もないのに、人の力や財力だけを頼って成功しようとし始め、結局は見るも無惨な失敗に終わることがよくあるからです。
人間はおおよそ大きく分けて、次の類型に分けられといいます。
①自分の力を頼りに道を切り拓こうとしている中で、徐々に成功感覚を高めながら、その上で他人の助力を得て、他人を十分に使いこなしながら更なる自己発揮をしていく人。
②同じく人の力を借りようとする人の中でも、最初から完全に他力思想で、自分の能力を考えずに突き進んで失敗する人。
③更に、単に失敗するだけでなく、自らの失敗を他人や環境のせいにしてしまう人。
④あるいは他人との人間関係を重視しながら、協調的な性格を十分に発揮して、何とか成功の波に乗ることが可能となる人。
このように色々なタイプがありますが、「本人自身が成功していく人間であってこそ、他人との関わりにおいて、より大きな成功を収めることが可能である。」という事実は揺らぎません。
クラウドファンドの中には、「理想」も「信念」も「勇気」も「能力」も「経験」も無いにも関わらず、他人様の「財力」だけを頼む人達も多いと聞いております。
こうした人達が、多くの方々の善意を踏み躙ることも多々あります。
それよりは、どんな人にも与えられる「神様からのギフト(才能)」を見つけることが、人生における宝探しになるのでは無いかと、私は考える方です。
「天賦の資質は、誰にでもあるはず」です。
ただ「見つけられないだけか」「見つけることを諦めてしまったから」見つからないだけなのかもしれません。