競技カルタの映画で「ちはやふる」というタイトルのものがありましたが、「ちはやふる」とはどういった意味なのでしょう。
ネットや広辞苑などで調べれば「激しい勢い」とか出てくるかと思います。
では「あらぶる」とは、どう違うのでしょうか。
この二つの言葉の違いを表すのに、回る独楽(コマ)を想像して貰えればと思います。
ちょっと前に子供達の中で、「ベイブレード」と言ったベーゴマの遊びが流行っていた時もありました。
あのベーゴマ様に、コマがまるで止まっているかの様に、綺麗に回り続けている様が「ちはやふる」で、激しく全体を他のコマにぶつけながら回る様を「あらぶる」というのだと、私は考えています。
「ちはやふる」の状態である人は、激しく動きながらも、心は冷静で軸がぶれていないので、的確な判断が出来る上に、周りの人達と上手に調和してやって行けます。
しかし「あらぶる」人は、激しく動き回っているのは「ちはやふる」と変わりは有りませんが、周りの人を押し除け、傷つけ、一人で回っている様な人の事を指すように思います。
若い時は、仕事やスポーツによっては「あらぶる」でも許されるところもあるかも知れませんが、そこそこの年齢になってきたら「ちはやふる」にならないと、それこそベーゴマの様に場外に弾き飛ばされてしまいます。(笑)