お金持ちになること、豪邸に住みたいと思うこと、カッコいい車に乗りたいと願うこと、それはそれで目標になることではありますが、それが「人生の目標」となると、何だか寂しく感じるのは私だけでしょうか。
大切な一生の命を使って、ただただお金を自分の元に集めることが使命だなんて生き方が、もろ手で「素晴らしい!」と称賛に値するとは何故か思えません。
また豪邸に住んだから、高級車に乗っているから、その人が尊敬に値する人であるとも限りません。
何故なら、そう言った物欲だけを人生の目標とする方は、「欲が止めどなく進化していく」からです。
つまりは、欲が欲を生み、貪欲になって行くから、見ていて「浅ましいな」と思えてしまう場合もあるからです。
皆様は「食欲に振り回されて、何でもガツガツ食べて太り、また食べては太る人」を観て、「自分もああなりたい」と思うでしょうか?
物欲に振り回されている人のことを「貪(トン)」と言います。
まるで豚の様に浅ましい感じがするので、トンとあてたとも言われております。
「人様のお役に立ちたい。その為にお金が必要」ならば、それは貪欲とはまた違う欲でしょう。
何故なら主語が「自分の為に」ではないからです。
貪な人はすべからく主語は「自分のため」もしくは「自分の家族のため」となります。
「自分」が中心の欲なのです。
あなたの周りにも「貪な人」がいるかと思います。