今では教会や神社で「夫婦の誓い」を結んでも、2年3年で離婚してしまう人たちも大勢いらっしゃいます。
また「一緒に起業した仲間と頑張ってきたけれど、意見が合わず離散した」そんな事を、経験された方もいらっしゃることでしょう。
こうした経験は決して悪いことではないと思いますが、「お互いが死ぬまで、立てた誓いを守った」人たちは遥か昔からいました。
三国志には「桃園の誓い」という話が出てきます。
ご存知の方も多いかと思いますが、「劉備が黄巾の乱を平定するために義勇兵を募っていた時、張飛がこれに参画。その後、2人は立ち寄った酒場で、関羽と出会って意気投合。挙兵にあたり3人は、張飛の屋敷の裏にある桃園で、義兄弟(長兄劉備、次兄関羽、弟張飛)となる誓いを結び、生死を共にすることを誓った」と言われています。
その後、219年に関羽が呉の国の呂蒙と陸遜に打ち取られ、張飛は221年呉への仇討ちを控えて、準備を急かされた部下の張達と范彊に恨まれ、寝所で暗殺されるという非業の死を遂げました。
劉備は、関羽と張飛なき後、諸葛亮孔明の反対を押し切り、呉に攻め込みますが大敗し、逃れた先の白帝城で生涯を閉じました。
最後の最後まで、彼らは義兄弟のことを想い、自分の人生を駆け抜けて行ったわけです。
こうした人生を「信じられない」という人や「どうせ作り話だろ」という人もいるかも知れません。
しかし、こういう親友、友人がいたら「有難いな」と思う心が、三国志に魅了されていく理由なのかもしれません。
