今ではパワハラとか言われてメッキリ少なくなった「飲みニケーション」ですが、それが形を変えて、バーベキューの誘いや、カラオケ、ゲーム、ランニング、SNSなどの仲間やグループへの誘いに変わって来ています。
こうした誘いに加わっていく人もいれば、自分の時間を大切にする人もいます。
誘われても付き合わないと「付き合いが悪いヤツ」と言われてしまうのが怖くて、〇〇の会や何々の集い、ママ友、パパ友などに嫌々加わっている人達も大勢いらっしゃることでしょう。
しかし不思議なことに、こうした付き合いの悪い「自己主義的」「利己主義的」に見える人達が、一定期間やり続けて、自分を磨いて行った場合、途中から逆になっていくという現象が起きて来ます。
自分のために時間を生み出し、確保して勉強などをしていたのが、いつの間にか「他の人の役に立つようなものにしなければならない」「他の人に何とか幸福になって貰いたい」「他の人を助けるようなものを、生み出さなければならない」という気持ちに変わっていきます。
反対に、その場の雰囲気などに呑まれて、自分の時間が色々な人に使われて消えていく人達は、一見すると人当たりが良く、利他的で付き合いが良いので良い人のように見えますが、そういう人はある時を超えると「ストック(蓄積)」が底をついてくるわけです。
人付き合いのスキルやノウハウやネットワークを、仕事や出世にある程度うまく使う事が出来ても、自分を高める本当の勉強を続けていないので、段々と人から時間やエネルギー奪うようになっていく傾向が出てくるのです。
このように一見利他的な人が、後から利己的な人になり、利己的に見えた人が利他的になるという、逆転現象が起きてくるのです。
これは30歳くらいを分岐点に起きて来るような気がします。