私は、若い頃から「夢を実現するための方法」を探して来ました。
ナポレオン・ヒルやデール・カーネギー、ノーマン・ヴィンセント・ピール、本田晃一氏などの、成功哲学者の書籍を貪るように読みました。
そして「言葉は違っても同じことを言っているな。」と言う共通点を見つけました。
一つは「実現までの時間を耐えられるか。」と言う点です。
大抵の人は、夢や理想が実現する前に「頑張ったけれど自分には無理だったんだ。」と諦めてしまいます。
もう少しで金鉱脈が見つかる寸前だったのに、他人にその土地を売ってしまった人のように、どうしても後一歩が歩めず、諦めてしまいます。
二点目は「流れに身を任せる。」と言う事が、出来るかどうかです。
「おいおい、結局は運まかせかよ。」と言われそうですが、そうでは無く、毎日毎日夢に向かって努力を重ねながら、忍耐に忍耐を重ねながら精進して行く中でも、どうしても夢を潰そうとする出来事や、人が現れて来る時があります。
そんな時に大切になるのが「胆力」になります。
「今、自分は夢や理想を達成する為の試練を与えられているんだ。この苦しみによって、夢が実現した時のための器を大きくさせられているんだ。」と思えば耐えることもできます。
大きな困難が来たら「これで魂が磨かれているんだ。」と他人事のように思い、小さな苦しみが来たら「これ位の苦難じゃ小さいな。」と達観して、対処すれば流せます。
こうした行動を、側から見ている人の中には「その道は違うって教えてくれているんじゃないのか。」とアドバイスして来る人もいるでしょう。
しかしその時に「今、自分は夢の実現の道を歩いているんだ。」と思える「自分を客観視できる目を持っていれば、自分が直実に夢に近づいている事が分かるはず。」と、多くの哲人達は語っています。