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最近のレストランや食事処で目にする機会が無くなった事をあげてください、と言われて真っ先に思いつくのが「いただきます」と言う行為です。
二、三十年前では、何処へ行っても食事の時には手を合わせて「いただきます」と言っている家族の光景を目にしていました。
ですので当然違和感がなかったけれど、最近では滅多に見ないので、返って「いただきます」を公の場で言っている人が目立っている気がします。
「いただきます」は大和言葉であるが故か、外国語には訳し難いとされています。
「生命を差し出してくれた食材に対して命をいただきます」と言うという説や「様々な人の力や手を介して目の前にある料理に対する感謝の言葉」と言う説も有ります。
どちらにせよ「感謝の気持ち」が現れる「いただきます」には特別な母音の配列があり、言葉にした者、言葉を聴いた者に愛の振動を与えるようになっています。
だからこそ、一人の時でも、大勢で食事する時でも「いただきます」と言う習慣を継承したいと私は思います。