皆様はヘレンケラー女史については皆様は良くご存知のことでしょう。
視覚と聴覚が不自由でしたが、障害を持つ人々や女性参政権、労働者の権利、世界平和のため運動を起こしました。
社会啓蒙家として障害を支えた偉人です。
そのヘレンケラー女史を教育指導した方がアン・サリバン先生ですが、その生涯についてはヘレンケラー女史ほど知られていません。
ご自分自身も目を患い回復したものの、生涯元の通りとはならなかったようです。
縁あってヘレンの家庭教師になったのですが、ヘレンは甘やかされて育ったせいもあり「嫌な事はしない。したい事だけする。」と言う極度のワガママ性格だったようです。
そのワガママを去勢するために、サリバン先生もかなりの労力を使われ、精神的にもだいぶ追い込まれたと、手記にも書かれております。
それでも「服従こそが、この子にとって大きな門戸を開くことになる」と確信し、心を鬼にして躾をしたそうです。
本当の愛情ある教育には厳しさも必要と言う事なのでしょう。