2023年の統計では日本の死者数は約159万人で、出生数約76万人の約2倍を超えました。
このままですと死に直面する方が急増し続け、もはや病院などでの収容が追いつかなくなるそうです。
そうなると「何処で、誰が、最期の時を看取るのか」が問題になってきます。
一人ぼっちで誰の見送りもなく、この世を去ると言うのでは、人生の最期の瞬間としてあまりに悲しい感じがします。
また別のアンケートでは、介護されている高齢者の3人に1人が「死にたい」と考えた事があると言います。
悲しい事に、高齢者で自殺する方の95%は、家族と同居している方達だそうです。
その理由は「家族に邪魔者扱いされている感じがするので…」と言う理由で自殺してしまうとの事です。
「リビング・ウィル」(尊厳死)の考え方もありますが、「人生は一冊の問題集」と捉えた時には、生前葬のように「いったんそれまでの自分の人生を終わりにして、新しい人生を創り直す」と言う生き方もあるかと思います。
例えその途中で残念ながらこの世を去ったとしても、人生を「がむしゃらに、前のめりに倒れた方」が、よほど良い人生だったと言えるのではないかと私は思っております。