どんな時であっても、太陽は東から昇り、西に沈みます。
厚い雲に覆われて私たちの目には映らなくても、太陽は雲の後ろで輝いています。
こうした太陽に対して、ご先祖様は太陽に両手を合わせ拝んでおりました。
私の祖母も何かブツブツ言いながら、太陽に手を合わせておりました。
ある時、祖母に「なんて言って太陽を拝んでいるの?」と聞いてみると「今日も天地の恵を感謝します。神様の慈悲の想いが、あまねく地上を照らしますように。皆んなが幸せになりますように。と言っているんだよ。」と言って、私の手を握りさすってくれました。
その時の祖母の手の温もりと優しい笑顔は今も脳裏にしっかりと残っています。