物事には「善悪」があると言いますが、悪は最初から存在するのでしょうか?
善があるから悪があるのか?
悪があったらか善が生まれたのか?
余り考えたことがないことかも知れませんが、人生を正しく生きる上でとても大事なことであります。
私は悪とは「互いの自由と自由がぶつかった時に出来る歪み」だと思っています。
従って、自分独りきりで、他に誰もいない状態では如何なる悪も犯すことは出来ないと思っております。
つまり、何もない無人島で独り暮らして居たら、何の悪も行えない。
いやそもそも、何が悪で何が善であるかすら判断も必要ないのではないでしょうか?
飲む事も食べる事も必要ない不死の身体で、無人島に一人寂しく暮らして居たら、ただ「生きている」だけの状態となり、楽しさや悲しみなどの感情すら生まれて来ないのではないでしょうか?
悪とは、他の人がいるからこそ発生し、その歪みを正そうとする力が善なのだと私は考えています。
従って悪があるのではなく、他人との相克や歪みを無くすために、善と言うルール(真理)が生まれてきたのだと言えるのかもしれません。