私は「片想い」と聞くと、次のイメージを思い浮かべます。
「深く、静かに、耐えて愛す・・・」
人を好きになる事は良くある事かも知れませんが、人を愛することは難しい。
その人のことを毎日考え、その人の気持ちを推し量ろうとします。
でも、その人は自分の恋心に気付いてはいない。
そうなると「両想い」という状況は中々来てくれません。
必然的に「自分自身が恋している人に想われる」と言う事はないので、ただひたすらに耐えることになります。
最近は、この「耐える想い」が自分でコントロール出来ない人がいるようで、ストーカーのように付き纏い、メールや手紙を送りつけたりする輩もおります。
そうした人は、本当に彼氏、彼女の事を愛しているのか甚だ疑問です。
何故なら、本当に愛しているのであれば、そんな浅はかな言動は取れないし、好きな人の嫌がる行動は慎むはずです。
そうしたストーカーにとっての愛は愛ではなく、単なる自分自身への承認欲求なのでしょう。
本当の愛は、その人のことを想い、深く、静かに耐えて行くものになっていくのではないでしょうか。
その愛が例え片思いで終わったとしても。