真珠を創るアコヤガイにとって、最初から最後まで真珠は異物でしかありません。
しかし彼らは、体内に入った異物を虹色に輝く真珠に変化させます。
私達人間はアコヤガイ以上の存在であるならば、異物や変化をアコヤガイ以上に見事な真珠に輝かせる事が出来るはずです。
異物を真珠に育てている時は、痛くて辛くて苦しいかも知れませんが、人生が終わる時に、その異物を真珠のように美しい想い出に変える事が出来たとしたら、どんなに幸せな事でしょう。
「自分の人生の中にやって来た苦難困難はムダではなかった」と自信を持って振り返る事がきっと出来るはずです。
真珠のような涙を流しながら…