世の中には「この人の記憶力すごいなぁ!」と言うぐらい何でも覚えている方がおります。
きっと頭が良いのだろうと思いますが、意外と本人たちは苦労している場合があります。
とかく「記憶力の良さ=頭がいい」とされる現代では、勉強が出来る人が頭がいいと言われるようです。
でも本当のところ、記憶力が良いだけでは出世は出来ないし、仕事が出来るようにはなりません。
それ故に頭が良いと言われて来た彼らからすると、世間的な評価と自分自身に対する自信のギャップに悩んでしまいます。
本当に頭のいい人と言うのは「相手の心が推測出来る人」だと私は思っております。
その推測の確度の違いで、仕事が出来る出来ないが評価され、出世するかしないかが決まるのかもしれません。
どんなに記憶力が良くても、相手の気持ちを理解するつもりもない人は、出世街道から外れて行くようです。
「何のために勉強するのか?」の答えの一つが、ここにあります。
様々な幅広い知識を吸収する事で、多様な個性を理解できる素地を作るために、私たちは幼い頃から勉強していると言っても良いのかも知れません。