海外ではよく行われている「プレニード」。生前契約(プレニード)というのは、「生前に葬儀契約をしてしまい、前払いもしくは生命保険で葬儀費用を払う契約」を結びます。この時点で、葬儀等の明確な金銭のやりとりの意思確認を行います。
また契約書も作成し、葬儀社等の「サービスの提供」と遺族への「サービスへの対価の支払い」が契約されます。そうした契約を行うことで、いずれ行われるであろう葬儀の大まかな部分を決めてしまいます。「生前に契約することで、家族が被ることになる精神的負担と経済的負担を軽減する」という性格を持ちます。また、これは純然たる「契約」であるため、当然「契約書」も交わします。そのうえで、さらに遺言をしたためる必要が出てきます。
「生前予約」という方法もありますが、これについてはまたお話いたします。