私の知り合いでラーメン屋さんを経営している方がおります。彼はお客様への挨拶をとても大切にしております。なぜなら彼には悲しい思い出があるからです。
彼は中学3年生の時に、お父さんを交通事故で亡くしています。
その交通事故があった日の朝、彼はお父さんと些細なことで口論してしまい、いつもなら欠かさず出かける時にお父さんに「いってらっしゃい!」と声を掛けるのに、怒っていたので声を掛けませんでした。
いつもなら「ただいま!」と帰ってくるはずのお父さんは、その日以来帰って来ません・・・
だから彼はお客様に、一期一会の思いで、お一人お一人に丁寧に挨拶することを心がけています。
「いってらっしゃい!お気をつけて!」